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改造ポケモンとは? 改造ポケモンの見分け方と対処法を徹底解説【STOP!改造ポケモン!】

STOP!改造ポケモン!

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世に蔓延る改造ポケモンについて解説しています。

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改造ポケモンとは

改造ポケモンとは、外部ツールなどを用いて作られたポケモン(データを改ざんしたポケモン)などのことを指します。

外部ツールは有名なところでプロアクションリプレイ、コードフリーク、POKESAV、PKHeXなどがあげられます。外部ツールで作られた改造ポケモンの特徴は、通常では入手困難なポケモンや本来出現しない場所で入手したポケモン、未解禁の色違いポケモン、ステータスがおかしいなどがあげられます。

ポケモンの改造行為はGB世代からあり、現在でも互換性のあるソフトのデータを改ざんして「全国図鑑コンプ!育成済み多数!最強データ!」という名称でフリマサイトなどで多数販売されています。

改造を個人で楽しむ分には問題ありませんが、第三者に正規個体と偽って譲る/販売する/大会に参加するなどの行為が問題となっています。

乱数調やバグ、任意コードなどの違い

乱数調整について

改造行為が外部ツールを使って内部データを書き換えているのに対して、乱数調整はゲームの疑似乱数の仕組み(特定の規則性など)を利用して特定のポケモンを出現させたり特定のイベントを発生させる方法のことです。
乱数調整はデータの改造行為や迷惑行為には分類されません。

バグ(不具合)について

バグはゲームのプログラムのミスなどで発生する不具合のことです。

ポケモンで代表的なバグは「ポケモンのコピー」「道具の増殖」「本来覚えない技を覚えさせる」「特定のアイテムが必要な場所に移動する」「任意コード」などがあげられます。
最新作SVでは「ドーブルバグ」が記憶に新しいですね。

バグの内容によっては改造行為や迷惑行為に分類されます。
また
ゲームデータ・セーブデータが破損するリスクがあります。

任意コードについて

任意コード(セレクトバグ、ザロクバグなど)は、プログラムのミスやバグを利用して任意のコードを呼び出し、好きなポケモンを作り出したり個体値などのデータを書き換えることができる手法のことです。

全てが改造行為というわけではありませんが、内容によっては改造行為や迷惑行為に分類されます。
またゲームデータ・セーブデータが破損するリスクがあります。

その他(ラズパイによる自動化など)

ラズパイなどを用いた自動化は、決められた動きを決められた通り行っているだけでデータを書き換える改造とは異なります。データの改造行為ではありません。

データを改造するとどうなるのか

データを改造すると、チート行為が可能になります。一方でソフトの動作が不安定になったり、ゲームプレイ中にエラーが起こりやすくなります。最悪の場合はゲームデータが破損します。

例外として、交換などで改造ポケモンを手に入れてしまった場合は、受取側のゲームデータに不具合が発生することはありません。

改造ポケモンで逮捕される

データの改造(改ざん)は、個人で楽しむ分には特に問題にされることはありません。
しかし改造した理由や内容によっては「不正競争防止法」「著作権法」などで逮捕される可能性があります。

NintendoSwitchのセーブデータを改ざんして作成したポケモンを販売したとして、2021年には23歳の男性が「不正競争防止法違反」で逮捕、2024年には36歳の男が「不正競争防止法違反容疑」で逮捕されたことが話題になったことは記憶に新しいのではないでしょうか。

改造データの販売や改造代行の取り締まりは年々強化されています。
現状は「不正競争防止法違反」や「著作権法」などで取り締まられていますが、今後法整備などが進めば罰則などが今より厳しくなるかもしれません。

改造が蔓延る理由

改造行為が蔓延る理由としては、①情報やツールが充実している、②見破るのが難しい、③数分で強いポケモンを複数まとめて育成できるなどメリットが大きいことがあげられます。

SNSなどの情報が豊富、作成ツールが充実している

知識がなくても調べればすぐにデータ改造について分かりやすく解説しているサイトにたどり着く、改造ツールがすぐに手に入るなど、スマホやPC1台あればデータ改造ができる環境がすぐに揃います。

見破るのが難しい

ステータス(個体値、覚えている技など)が異常な改造ポケモンの場合は、対戦や交換、ポケモンバンクなどで次世代へ転送すると「ポケモンに問題があるため~」や「中身に問題のあるポケモン~」と表示されてシステムで弾かれます。また対戦・大会などで改造ポケモンを使用した場合はペナルティが課せられることがあります。

しかしそれ以外の改造ポケモン(例:正規の手段で入手したポケモンと全く同じ個体の改造ポケモン)は対戦での使用や交換、次世代へ転送できてしまう。

よほど露骨な改造でない限り、見破るのが困難で、現在でもマジカル交換などで正規個体と判別がしにくい改造ポケモンが大量に流れています。

現状は規制が難しいですが、今後ポケモンバンクの終了や法整備などが整えば、変わってくるかもしれません。

海外勢は改造だらけ

2023年に開催された「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」で改造ポケモンを使用した選手が複数人失格になった話は記憶に新しいですが、2023年11月7日には海外メディア「Gameland.gg」で大会を失格になったBrady Smithさんのインタビューが公開されました。

インタビューでは ポケモンのトッププレイヤーの8~9割は自分で改造したり、改造したポケモンを使っている。知っている人なら誰でも知っていること。”

”私はポケモンの育成に興味がない。競争力のある試合がしたいだけだ。”

”いままで公式は改造ポケモンを厳しく取り締まることはなかったが、今回から厳しく取り締まるようになった。育成に時間がかかることが競技(eスポーツ)への参入の妨げになっている。”と述べていました。

インタビューを一部抜粋しましたが、これが本当であれば、時間がかかる育成より対戦構築に時間をかけたいと考えている海外の大会参加者の間で改造が横行するのも自然な流れかもしれません。

引用:Gameland.gg【Pro Pokemon player says “80-90%” of Pokemon pros are hacking】
URL:https://gameland.gg/pro-pokemon-player-says-80-90-of-pokemon-pros-are-hacking/

もしも改造ポケモンを受け取ってしまったら

改造ポケモンは「逃がす」

改造の疑いがあるポケモンは逃がしましょう。

中古で買ったゲームソフトに、ポケパークの限定上映で貰えたハドウのレジロックやレジアイス、レジスチル、未使用の「ふるびたかいず」「しんぴのチケット」があるなど、珍しいポケモンやアイテムが入っていた。珍しいポケモンは手元においておきたいと思う人のほうが多いと思いますが、もしそのポケモンたちが改造ポケモンだったら、将来的にアカウントがBANされてしまうことが考えられます。

中古のソフトや他人から貰ったポケモンで、改造の疑いがあるポケモンは逃がすことを推奨します。

改造の見分け方:ID、親名、出会った場所、覚えている技などで判別可能

改造ポケモンの特徴としては、①IDがおかしい、②親名が◯◯.comや◯◯.TV、③個体値のパラメータがおかしい、④捕まえた場所がおかしい、⑤珍しいポケモンが6Vで色違い、⑥色違い未解禁のポケモン、⑦本来の特性ではない、⑧本来覚えない技を覚えている、⑨通常プレイではありえないボールに入っている、⑩本来付いているリボンが付いていない、などがあげられます。

具体例は以下の通りです。

  • 例:個体値がALL「999」だった
  • 例:努力値が「255」振られていた
  • 例:経験値が「-39万」になっていた
  • 例:親名が「スパム.com」になっていた
  • 例:アゲトのセレビィの親IDが「12345」だった
  • 例:ジラーチが「サファリボール」に入っていた
  • 例:デオキシスが「色違い」で個体値が「6V」だった
  • 例:オーガポンの「性別がオス」だった
  • 例:XD産の金属音サンダーが「色違い」だった
  • 例:ヤミラミの特性が「ふしぎなまもり」だった
  • 例:レジアイスのトレーナーメモが「ジョウト地方からやってきたようだ」になっていた
  • 例:アーボックが「ちょうはつ」を覚えていた
  • 例:ガブリアスが「りゅうのまい」を覚えていた
  • 例:ドリュウズのニックネームが「BWしようちゅう6文字」になっていた
  • 例:通信交換で「交換不可能なポケモン(例:日食・月食のネクロズマ)」「ゲーム本編で実装されていないポケモン」が流れてきた
  • 例:コライドンの捕まえた場所が「サバンナエリア(ブルーベリー学園)」だった
    etc.

公式の対応

悪質な改造行為:利用制限または停止

2022年、ポケモン公式から不正に改造されたデータを利用しているユーザーへの対応が公表されました。

改造ポケモンで大会に参加:失格

2023年に開催された「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」では参加した選手が不正なポケモンを使用していたことから失格になりました。

このほか身近なところではレート戦で改造ポケモンだと発覚した場合も利用が制限または停止になることがあります。

今後は大会やレート戦でポケモンのチェックが厳しくなると思います。
互換切りも改造対策と考えれば合理的なことなのですが、息が長いコンテンツだと難しいところですね。

まとめ:STOP!改造ポケモン!

改造行為は、個人で楽しむ分には問題ありませんが、第三者に正規個体と偽って譲る/販売する/大会に参加するなどはダメ。

改造ポケモンは買わない、売らない、譲らない。
もしも改造ポケモンかも!怪しい!
と思ったら「逃す」一択です。

特に最近はゲーム本編のポケモンを育成する環境が整っているので、よほどのことがない限りデータを改ざんしてまで改造ポケモンを生み出すメリットは皆無です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、ご参考まで~

コメント

  1. 交換できたカイオーガが安全そうだったけど、出会った場所がオージャの湖だったw

    • コメントありがとうございます。

      少しネタバレになりますが、
      「カイオーガのおやつ」でパルデア地方のオージャの湖の北側(ありがた岩 付近)に出現するカイオーガは、捕まえると「オージャの湖で Lv.70のときに 出会った。」という表記になります。

      レベルや技などに問題なければ正規個体だと思いますよ。

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