インテルの13世代・14世代 CPUの保証期間が2年延長されることが明らかになりました。
保証期間が2年延期:対象CPUは24種
インテルの公式フォーラムにて「BOX版の13世代・14世代 デスクトップCPU(プロセッサ)の保証を2年延期」することを明らかにしました。
また保証期間が延期されたCPUモデルの一覧が公開されました。
不具合の確認方法:Geforceの連続インストール
投稿日時点では、インテル公式の不具合確認ツールはありませんが、「Geforce系ドライバー」を連続インストールして不具合を確認する方法があります。
「Geforce系ドライバー」を10回程度連続でインストールして、エラーやブルースクリーンが出た場合は、CPUが劣化・破損している可能性が高いとのことです。
保証期間:インテル公式サイトで確認できる
CPUの保証期間の確認は、インテルの「保証に関する情報(保証内容の確認)」のページで確認できます。
- 「製品タイプ:プロセッサ(CPU)の種類」を選択
- 「バッチナンバー(Batch#)」を入力
- 「シリアルナンバー(S/N)」を入力
- 「製品の確認」をクリック
実際に2024年に購入した14700Fで確認したところ、保証期間が通常なら3年(2027年まで)ですが、5年(2029年8月まで)に延びていたことが確認できました。
※必要があれば、サポートリクエスト作成で問い合わせることができます。
※サポートリクエストを利用するには、Intelのアカウントが必要。
保証対象で不具合があった場合
保証の対象で不具合があった場合の問い合わせ先は以下の通りです。
- BOX版:Intel カスタマー サポートへ問い合わせる
- トレイ版:販売者に問い合わせる
- OEMまたはシステムインテグレーターの製品:製造元・販売しているメーカーへ問い合わせる
※BTOの場合もOEMと同様に購入したところに一旦問い合わせるのが無難。
※Intelカスタマーサポートを受けるには、Intelのアカウントが必要。
インテルカスタマーサポートの対応が酷いらしい
Redditで、保証対象で不具合が確認されたCPUを、Intelカスタマーサポートに問い合わせて返品対応を求めたところ「リマーク品」と返答されたという話が話題になっていた。再申請を行ってもはじめは「リマーク品」という返答でしたが、ネット上で話題になった影響か、その後Intelから保証対象になるという連絡が来たようです。
インテルがリマーク品を警戒する気持ちも分かりますが、対応がちょっと酷いですね。
インテル側から「リコール」などは行わない
保証期間延期は(まだ)誠意がある対応だと思う。しかし既に劣化が進み、いつ破損するかわからない状態のものが今後多数出てくることは容易に考えられる。
インテルがリコールを出して自主回収したほうが早いと誰もが考えるが、今回の不具合は規模が大きい。リコールした場合の損失規模は計り知れない。いまのインテルに不良品を回収して検査・選別できるだけの余裕があるとも思えない。
今回の13世代・14世代関連のトラブルに加えて、赤字にリストラ、株価下落。
倒産はしないと思いますが、信用回復には数年かかりそうですね。
以上、ご参考まで。
URL:https://community.intel.com/t5/Processors/Intel-Core-13th-14th-Gen-Boxed-Desktop-Processor-Warranty-Update/m-p/1620096
参考リンク(2):Additional Warranty Updates on Intel Core 13th/14th Gen Desktop Processors
URL:https://community.intel.com/t5/Processors/Additional-Warranty-Updates-on-Intel-Core-13th-14th-Gen-Desktop/m-p/1620853
参考リンク(3):Warranty Policy for Intel® Boxed and Tray Processors
URL:https://www.intel.com/content/www/us/en/support/articles/000024255/processors.html
参考リンク(4):Intel は私の 14900K RMA (不安定性) のうち 2 つを拒否し、保証プロセスを進める場合はそれらを没収または破棄すると述べました。
URL:https://www.reddit.com/r/hardware/comments/1ei1zvm/intel_has_denied_two_of_my_14900k_rmas/
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