「インテル入ってる」誰もが一度は聞いたことがあるキャッチフレーズだ。1991年このキャッチフレーズでインテルの名は日本で一気に広まった。現在に至るまで業界をリードし続けるインテルだったが「インテル入ってる」だけではもう勝てない。2024年「インテル終わってる」で知られるようになるだろう。
それっぽく書きましたが、個人の雑記です。
雑に書いているので、あしからず。
13世代・14世代のCPU問題が解決していないので、新たにパソコンを買う人はAMDをおすすめします。
(2024/8/16)
AMD製CPUにも致命的な脆弱性があったことが明らかになりました。
既に修正パッチが配布されていますが、しばらくの間は新規でパソコンを組んだり、CPUは買わないほうがいいかもしれない。
ざっくり概要:公式曰く「原因は未だ不明」
12世代から続く「Alder Lake CPUが曲がる問題」を仕様と言って乗り切り、対AMDで毎年新製品を出してきたインテルだったが、方針と対応を見誤ったようだ。
2024年に入り、13世代・14世代のハイエンドモデル(Core i7/i9、KK・KF・KSモデルなど)を中心にクラッシュや動作不安定の不具合が多数報告されるようになった。2024年4月にインテル公式は「根本的な原因は不明だが、一部のマザーボードがインテルの推奨するオーバークロック設定を無視し、必要以上に性能を上げようとする仕組みを採用していることを確認している」と声明を発表。5月中に声明を出すことを告知した。
2024年6月18日に「13世代・14世代のCore i シリーズのK・KF・KSモデルのBIOS設定がCPU温度が高い状態でも高い動作クロックかつ高い電圧で動作するようになっていたため、CPUの動作不安定化に繋がる可能性がある」ことを発表。また、eTVB(Enhanced Thermal Velocity Boost)のアルゴリズムに不具合があることを明らかにしたが、根本的な原因は未だ不明。一時的な対処法として、不具合を修正したBIOSアップデートを各マザーボードメーカーを通じて7月19日までに配布することを告知した。
ゲーム会社「Alderon Games」の声明
7月には、マルチプレイヤー恐竜サバイバルゲーム「Path of Titans」の開発する「Alderon Games」の創設者 Matthew Cassells氏が声明を発表。
声明では「リリースされたすべてのマイクロコード、BIOS、ファームウェアの更新にもかかわらず、問題は未解決のまま」であること、「ゲーム制作や他社のベンチマークでも同様にクラッシュなどが発生するほか、ゲームサーバーでも常時クラッシュなどが発生する」こと、「ゲームのすべてのサーバーのCPUをAMDに交換し、AMD交換後にクラッシュが1%(100分の1)になった」ことを明らかにした。
また「Intel のため、これらの CPU をリコールして消費者に返金して欲しいと思います。この投稿は AMD CPU や他の PC 会社を推奨するものではありません。どんな製品にも欠陥や問題がある可能性があることを忘れないでください。私たちは、これらのクラッシュがどこから発生し、何が起きているのかをお知らせしたいだけです。」と述べた。
「設計ミスでは?」という憶測
インテル公式が曖昧な対応しかしないこともあってか、様々な憶測が飛び交っています。
信憑性は分かりませんが「CPUの設計ミス」ではないかという話があり、設計ミスだとすれば今後ノートパソコンなども対象になる可能性が高いです。
また7月20日には「製造ミス」という話も浮上しています。こちらもインテル公式声明ではないので信憑性は不明。
日本の販売店やBTOメーカーは静観
この問題がどのくらい深刻になるのか、わからない状況もあってか、販売店やメーカーは様子状態。いま騒いでも仕方ないという対応は店側としては正解ですが、ユーザー側からすれば不安しかありません。
BTOパソコンなどの保証期間の延長があるといいですが、現実的ではないと思います。この後どうするのか注目したい。
注意:BIOS更新前に要確認
一時的な対処法として「BIOSアップデート(Intel Default Settings適応済み)」が公開されましたが、BIOSアップデートをすることでマザーボードが保証対象外になる場合があります。
またBTOユーザーやパソコンに不慣れなユーザーにBIOSアップデートができるのか、根本的な解決にはならないなどの問題も山積みです。
OCとかしないなら、様子見でも良いと思います。
もしもBIOSアップデートを行う場合は、各メーカーや製品によって内容が異なるので、必ず事前に調べておくことをおすすめします。
URL:https://community.intel.com/t5/Processors/June-2024-Guidance-regarding-Intel-Core-13th-and-14th-Gen-K-KF/m-p/1607807
参考(2):MSI「BIOSの更新方法」
URL:https://jp.msi.com/support/technical_details/MB_BIOS_Update
インテル公式の続報待ちだが…
インテルが具体的な解決案を出すか、リコールを発表すれば状況も変わりますが、これまでの傾向から有耶無耶にしそうです:(
インテル悪手過ぎる:消費者庁さん出番ですよ
第12世代(Alder Lake)のCPUが曲がる問題のときもそうでしたが、インテルの対応が不誠実なんですよね。AMDを意識するばかりに肝心なユーザーのことを見ていない。インテルCPUの脆弱性問題もありますし、悪手を続けるインテルは本当にどうしたいのか。
逃げ切れると考えているならユーザーを舐めているとしか言いようがない。専門ではないが、「不当表示(優良誤認表示など)」に触れる気がしてならない。消費者庁さんには今回の件、頑張ってもらいたいところだ。
不安を煽る憶測も多い
インテルが悪手を続ける一方で、個人の不安を煽るような憶測も多い。
しばらく様子を見るしかありません。
私もインテルユーザー
対象のK・KF・KSモデル以外に「14700F」も不具合が報告されているらしい。
今年メインPC用に購入した14700FをB760で定格65W運用、GTX1080(買い替え予定)で3画面で2ヶ月くらい使っていますが不具合なし。いまのところ私の環境では問題は確認できません。
保証書と箱などがあれば、購入店(正規店)で返品・交換はできますが、これがなかなかに面倒くさい。乗り換えた場合、マザーボードが無駄になるのが勿体ない。CPUのソケットの形状もコロコロ変えずに7年くらい使えるようにしてほしいですね…
新しく買うなら「AMD」
パソコンの買い換えや新規の購入を考えている人は、AMD推奨です。
ただAMDも脆弱性が明らかになっているので、修正パッチは必須です。
以上 ノシ
コメント