2025年2月28日(金)に発売された「モンスターハンターワイルズ」ですが、GTX1080でも遊べるのか、ざっくり紹介します。
グラボ:GTX1080とは?
GeForce GTX 1080とは、2016年にNVIDIAが発売したグラフィックボード・ビデオカード(グラボ、GPU)のことです。
今回は、Palit製 GTX1080 JetStream(NEB1080015P2-1040J)を使用しました。
- アーキテクチャ:NVIDIA Pascal
- プロセス:16nm
- トランジスタ数:72億
- CUDAコア数:2560
- ベースクロック:1607MHz
- ブーストクロック:1733MHz
- メモリ:GDDR5X
- メモリ容量(VRAM):8GB
- メモリクロック:5005MHz(データ転送速度:10Gbps)
- メモリバス幅:256bit
- メモリ帯域:320GB/s
- TDP:180W
- 接続:PCI-Express 3.0×16
Steam版の動作環境
モンハンワイルズ公式の推奨環境
- 解像度:1080p(FHD)
- フレームレート:60fps(フレーム生成使用)
- OS:Windows10(64-bit Required)または Windows11(64-bit Required)
- メモリー:16GB以上
- CPU(プロセッサー)
- Intel Core i5-10400
- Intel Core i3-12100
- AMD Ryzen 5 3600 etc.
- グラボ(グラフィックカード)
- GeForce RTX 2060 Super(VRAM 8GB)
Radeon RX 6600(VRAM 8GB) etc.- VRAM:8GB以上
- ストレージ:75GB以上、SSD必須
- アップスケーリング機能
- AMD FSR 3.1.3
- NVIDIA DLSS 3.7.10
- Intel XeSS 1.3.1
引用:モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
URL:https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/benchmark/
実際に使用したPCの環境
- CPU: Intel(R) Core(TM) i7-14700F
- RAM(メモリ):31.84 GB
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1080(Palit製)
- VRAM:7.87 GB
- GPUドライバーバージョン:572.70
- Direct Storage: CPU
- モニター解像度:1980×1080
- マザーボード:MSI PRO B760M-A WIFI DDR4
- ストレージ:KIOXIA-EXCERIA 1TB(M.2 SSD)
どの程度のFPS・画質で遊べるのか
プリセットごとの違い
GTX1080で各プリセット設定の動作をざっくり紹介。
※いずれもフレーム生成あり
- △ウルトラ:重い
- 砂原:約25fps
- 森:約30fps
- ◯高画質:普通
- 砂原:約35fps
- 森:約35fps
- ◯中画質:普通
- 砂原:約40fps
- 森:約40fps
- ◎低画質:快適
- 砂原:約60fps
- 森:約50fps
- ◎最低画質:快適
- 砂原:約60fps
- 森:約50fps
ウルトラ、高画質、中画質はベンチマークで測定したときよりもFPSが低い結果でした。
低画質や最低画質はベンチマークとあまり変わりませんでした。
アップスケーリングモードごとの違い
画質の設定をプリセット「高画質」「中画質」「低画質」をベースに、アップスケーリング「AMD FSR(3.1.3)」のモード「AMD Native AA」「クオリティ」「パフォーマンス」の3種類をざっくり比較しました。
「AMD Native AA」と「クオリティ」はほぼ同じです。
違いがあるとすれば、テクスチャの品質を問わず「AMD Native AA」のほうが色合いがハッキリしている点です。見比べるとわかりますが、実際遊んでいるとあまり違いを感じません。
「パフォーマンス」では、FPSが上がる代わりに、テクスチャがぼやけたり荒くなります。
イメージは、2ndG(PSP)やMH4(3DS)のような質感です。
結果:製品版を「GTX1080」で遊ぶことができる?!
GTX1080で、モンスターハンターワイルズの製品版を高画質+アップスケーリング(クオリティorAMD Native AA)+フレーム生成あり設定で、約30fpsで遊ぶことができました。
また中画質~低画質の場合でも、フレーム生成とアップスケーリングモード「クオリティ」や「AMD Native AA」を用いることで、ある程度の画質とFPSを維持して遊ぶことができました。
約30時間プレイ:GTX1080で不具合なし
実際にモンスターハンターワイルズを約30時間遊んでいますが、プレイ中に大きなバグやクラッシュ、フリーズなどの動作不良は発生しませんでした。今後のアップデートでも問題なく遊べると思います。
気になったポイント
高画質や中画質でもFPSが約30fpsありますが、実際に遊んでいてもっさり感やフレーム不足(コマ不足)を感じる場面がありました。
特に高画質+AMD Native AA(またはクオリティ)では、大型モンスターが複数いる状況やフィールドの変化といった処理が重たくなる状況の場合、30fpsを切ることが多い。一時的とはいえ30fpsを切るともっさり感やフレーム不足がかなり目立ちます。
↓例えば、リオ夫妻が一箇所に集まったときは28fpsでした。
モンスターハンターワイルズを高画質で快適に60fps以上で遊びたいところですが、GTX1080では低画質設定以外で60fpsは厳しいです。
高画質でフレームレートが高い環境で遊びたい人は、迷わず最新のグラボ(例えば、5000番代)や PS5 Proの購入をおすすめします。
以上、ご参考まで。
URL:https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/
参考(2):モンスターハンターワイルズ ベンチマーク|CAPCOM
URL:https://www.monsterhunter.com/wilds/ja-jp/benchmark/
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