NintendoSwitchのSDカードを1TBに交換、512GBと比較しました

NintendoSwitchのmicroSDカードを1TBに交換したという話は聞きますが、実際のところどの程度変わるのか。今回はメインで使っている有機ELモデルの容量を増やすためにシリコンパワーの1TBのmicoroSDカードを購入したので、紹介したいと思います。

購入したmicoroSDカード：シリコンパワー1TB

今回は台湾のメーカー「シリコンパワー」から発売されているmicroSDカードの1TBモデルをシリコンパワー公式ストアで「A1」と「A2」をそれぞれ購入しました。

価格は1つ約1万円。数年前までは2万以上していたことを考えると、手に届く価格帯になりました。

KEISEI

ちなみにキオクシアやAGI（Agile Gear）などが2TBのモデルを販売していますが、4万円～9万円するのでまだまだ高いです。

パソコンを使って初期不良などの確認を行いました。

初期化にはSD Card Formatter、速度測定にはCrystal Disk Mark8、変換にはKingston製カードリーダーを使いました。

CrystalDiskMark8の結果は、概ねカタログ値通り。

連続したデータの書き込みが約93MB/s、読み込みが約98MB/s。
不規則なデータの書き込みが約4MB/s、読み込みが約7MB/sでした。

A1もA2も大きな差はなし。目立つような不具合もなし。

今回購入したシリコンパワーの「1TB」と交換前に使っていた「512GB」を比較。

動作確認には、NintendoSwitch 有機EL モデル（18.1.0）、ポケットモンスターバイオレット（3.0.1）、HORI クラシックコントローラー（GC）を使用。

A連打をしてゲーム起動（黒い画面）からゲームのキャラクターの操作が可能な画面までを測定した。

結果、512GBが約36秒、1TBが約49秒。1TBのほうがゲームのロード時間が約13秒遅かった。

詳しい値は、今回購入したシリコンパワー1TB（読込：100MB/s）のA1が49.46秒、A2が48.80秒だった。

比較に使用した512GBは、シリコンパワー512GB（読込：100MB/s）が35.66秒、SanDisk512GB（読込：120MB/s）が36.86秒、JNHの512GB（読込：100MB/s）が36.53秒だった。

Switch側のボトルネックで規格や容量、メーカーを問わず同じ結果になると考えていましたが、1TBより512GBのほうが約13秒早い。

▼映像で比較するとよく分かる。

KEISEI

実際に遊んでいて1TBのほうがエリア切替時のロード時間が明らかに長い。基本動作に問題は全くないがロード時間の長さは気になる。

1TB側の初期不良や個体差などの確認で、1TBを再びフォーマットして同じ手順で行いましたが結果は変わらず。何度やっても約49秒かかる。A1もA2も同じ結果でした。

バッテリー長持ちモデルで同じ手順で動作確認をしましたが、512GBは約38秒、1TBは約65秒かかりました。

同じシリコンパワー製の512GBの速度が低下していないことから、単純に1TBとNintendoSwitchの相性が良くないようだ。

NintendoSwitchのゲームソフトの容量が1本あたり10GBを超えることも珍しくない。

ダウンロード版で遊んでいる身としては、1TBにゲームソフトを100本くらい入れて快適に遊びたかったのですが、現実は非情である。

1TBモデルを使うと512GBよりもゲームのロード時間が約13秒遅い。約13秒遅いのはかなりのストレス。

もし大容量のmicroSDカードに交換するならロードが早い512GBを選んだほうが満足度が高いと思います。またメーカーごとの違いは微々たる差なので、容量と速度を重点的に確認して選べば失敗はないと思います。

今回はちょっぴり残念な結果になってしまいましたが、パソコンでの動作は全く問題ありません。今回購入したシリコンパワーの1TBはタブレット用やデータ移動用に使おうと思います。

次世代機で使えたら尚良し。
以上、ご参考まで。