NintendoSwitch2でも採用された新しいmicroSDカードの規格「SD Express」とは?
この記事では、従来のSDカードとの違いや注意点、見分け方を簡単に紹介します。
SD Expressとは?
「SD Express」は、従来のSDカードにPCIe(高速接続規格)とNVMe(高速通信プロトコル)を取り入れた、次世代のSDカード規格です。
転送速度は、理論値で最大985MB/sと、従来のSD(最大約104MB/s)の約10倍です。
この速度はSATA SSDを超えるレベルで、大容量の動画やゲームもスムーズに読み書きできます。
現在のところはSwitch2など対応機器が限られますが、今後はスマートフォンやカメラなど対応機器が増えていくと予想されます。
Expressと従来規格の違い
規格 | 転送速度 | 備考 |
---|---|---|
SDHC (Class 10) |
最大 約25MB/s (最低 約10MB/s) |
3DSなど多くの機器に対応 |
UHS-I | 最大 約104MB/s | スマホやSwitchなどに対応 |
UHS-II | 最大 約312MB/s | カメラなどで普及中 |
SD Express | 最大 約985MB/s | PCIe+NVMeで高速 |
※同じ規格であっても動作環境やメーカーによっては転送速度が異なる場合があります。
SD Expressと従来のSDカードの見分け方
ざっくりした見分け方は…
- 端子:Expressの端子は2列または3列ある
- ロゴ:「SD Express」や「EX」マークがあるものが目印
- パッケージ表示:「PCIe」「NVMe」対応と明記されている
見た目のイメージとしては、ボールペンとシャーペンくらいの違い!
パッと見では似ていても性能や用途はまったく別物です。
特に「Express(新規格)」と「Extreme(従来規格)」などは名前が似ていて間違えやすいです。
パッケージやロゴなどの表記をしっかり確認することをおすすめします!
注意:Switch2では従来のSDカードが使えない?
Switch2は「SD Express」のみに対応し、従来のSDカード(UHS-Iなど)は使用できません。
「キーゲームカード」などの新要素に対応するためにも、SD Expressはほぼ必須になると思います。
「だったら、これまでのmicroSDが全部ムダだったの…?」
と不安に感じる人もいるかもしれません。
Switch2には、256GBの内蔵ストレージが搭載されています。
SD Expressがなくても本体のストレージで遊べます。
特にパッケージ版(物理)のゲームを中心に遊ぶなら、急いでSD Expressカードを買う必要はありません。
これまで使っていたSDカードも、タブレットやUSBメモリ代わりとして活用できます。
買い時:いま買うべき?待つべき?
「Switch2に備えてmicroSD Expressを用意しておこうかな…」
そう思っている人は、いまは「待ち」が大正解◎
Switch2発売後しばらくは争奪戦になるかもしれませんが、数ヶ月で安定供給される可能性が高いです。
というのも、
- Express対応機器が増える
- ストレージは普及するのが早い
- 普及と時間ともに値段が下がっていく傾向にある
また、Nintendo公式が「保証付きのライセンス品」を出しているので、
無理にいま買うよりは「Switch2と一緒についでに買おうかな」くらいで良いと思います。
数年以内には512GBや1TBのカードも手頃になる可能性も高いので、
今はまだ ”様子見” でOKです!
以上、ご参考まで!
(1)microSD Expressカードについて|Nintendo Switch 2|任天堂
URL:https://www.nintendo.com/jp/games/microsd-express/index.html
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